医療法人緑耀会 野村歯科クリニック

X-Guideを使ったインプラント治療|群馬県太田市の歯医者・歯科|医療法人緑耀会 野村歯科クリニック

X-Guideを使ったインプラント治療

  • HOME
  • X-Guideを使ったインプラント治療

X-Guide(エックスガイド)とは?

当院では、より良いインプラント手術を行うため、X-Guideという医療機器を導入しました。インプラントを埋入する位置や深さを、骨の中を透視して立体画像で見ながら進めるというものです。

骨の中を通っている神経や血管と、処置に使う医療器具や埋め込む人工歯根との位置関係を、リアルタイムで見られることが、何よりの特徴です。GPSを使って道路上を動く自動車を見るように、骨の中に入る器具の動きをリアルタイムでモニターすることができます。

従来のインプラント手術とはどう違うの?

初期のインプラント治療は、歯科医師の経験と勘に基づいて骨の厚さや密度を考え、外科処置を行っていました。予想が外れて神経や血管を傷つけるリスクに加え、骨の形態を確認するため、傷口が大きくなりがちで術後の腫脹や疼痛というデメリットがあります。

その後、歯科用CTのデータを使ってサージカルテンプレートを作ることが主流になり、当院でも10年前からすべての症例に対して、サージカルテンプレートを使用してきました。インプラント埋入用の穴が開いたマウスピースのようなものを作製し、その穴に沿ってインプラントを埋入するという方法です。ただし、お口の型取りにわずかでもズレがあれば、サージカルテンプレートもズレたまま作製されたり、ズレが大きくなったりするリスクが否定できません。型取りから期間が経過すれば、お口の形状も変わってしまいます。

X-Guideを使うメリット

従来のインプラント手術にあった弱点をカバーし、より低リスクで患者さまのご負担も少なくし、且つ高精度で手術をおこうなうことができるのが、X-Guideです。具体的には、次のメリットがあります。

  • 外科処置によるリスクを減らし、治療計画通りの手術が可能
  • リアルタイムで骨の内部を見ているため、臨機応変な対処が可能
  • 経験や勘に頼らず、予測性の高い治療ができる
  • 従来の方法と比べ、小さな傷口で済ませやすい
  • サージカルテンプレートを作らないので、治療に早く着手できる
  • サージカルテンプレートの厚みがない分、お口を大きく開けにくい方でも手術が可能である。
  • 当院にあるCERECと連動させることができ、人工歯まで一貫して作製できる

Q&A

Q

治療期間を短くすることはできますか?

A

サージカルテンプレートを作製しないため、その分の治療期間が短縮されます。また、CERECと連動させることで治療開始と同時に人工歯を作っておくことができ、その点でも従来のインプラント治療よりスムーズに進められます。

Q

X-Guideを使った手術ができる、条件はあるのですか?

A

「即時埋入法」と呼ばれる抜歯当日に手術をするケース、歯肉を切り開くケースと切らないケース、どの方法にも幅広く活用することができます。

X-Guideは2020年11月から日本でも使われるようになった医療機器です。当院は、治療のリスク削減を追求し、より良い治療を提供するため、新しい技術や設備を取り入れています。